二月どすん

我が家にイングリッシュセッターの「カール」が来てから一年半が経ちます。一か月後から始めた早朝の散歩は、最初の一か月は住職がひとりで、怠け者の私は、布団の中から見送っていました。しかし、たまたま帰ってきていた娘が「一緒に行く」というので私も散歩デビュー!これが結構気持ちよくて、おもしろい。それ以来、ほぼ毎日二人と一匹で散歩をします。夏場は五時半、冬場は六時から一時間かけてお城山の公園をゆっくり歩いたり体操をしたり。

勝林寺に来て三十年以上が経ちますが、それまで家のすぐそばにあるお城山の公園に上ったことは数えるほどでした。ましてや、勤めている頃は、四季の移り変わりに気付くこともなく、ただひたすら前ばかり見て、見上げることさえしていなかったお城山でした。そのお城山に毎日上っていると「毎日が新しいんだ」「同じ日はないんだ」ということを強く強く実感します。すると「新しい今日一日気持ちよく生きよう」と自然に思えます。同じ時間に歩いていても、温度や明るさや聞こえてくる音や空の様子、花や草や虫の様子が違います。ある時は西の空にまだ沈まずに残っていた満月が見られたり、ある時は東の空にほそーい月が上り始めたのが雲の間から見られたり、そうそう一月七日の朝は、東の空がきれいな茜色に染まり、思わず携帯で写真を撮りました。一年以上歩いていて、あんなきれいな空に出逢ったことがなかったので、「きっと今日はいい日になりそう」と、ちょうどその日が「卒業試験」だった娘に「エール!」という言葉と共に写真を送ってやりました。その甲斐あってか、娘は無事に卒業が決まりました(笑)そして、気が付けばここ一年余り、私は病院にかかったことがありません。カールとの散歩のおかげで、心は豊かに体は強くなりました。カール、ありがとう! 

 
(文責 坊守)

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