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五月どすん

各御家庭における法事の開催についていろいろ心を悩ませておられる方も多いかと思います。勝林寺では、広い本堂で、席の間隔を十分に取り、三〇分おきに換気をし、必要に応じて、消毒液やマスクをご利用いただけるように常に準備は整えております。ご家庭の事情も様々だと思います。どんなことでも不安に思われたら、まずは、ご連絡をいただき、ご相談ください。 新しい病の流行でとても不安な日々ですが、皆さんお変わりありませんか。こんな時でも、山の木々はいつもの年と同じように美しい花を咲かせ、若葉をつけ始めました。ほっとします。勝林寺の庭のイチョウも、昨年先端を大きく切り落とし案じましたが、新緑の芽を出してくれました。ご安心ください。

 春のお彼岸以来、皆さまと本堂でゆっくりとお会いすることができなくなり、とても寂しく思います。雪の少なかった冬を語ったり、作物を植える前の畑の準備の情報を交換したり、体の具合を聞き合い体にいいことを教え合ったり、孫や子供の入学や就職を報告し合ったり、お見えになれない家族の近況を聞いたり・・・皆さんと、毎年のように法要や行事の隙間時間におしゃべりしていたあのひとときがとてもいとおしく感じます。そうやって多くの方とつながってきていたんだなぁと改めて感じます。

 勝林寺は、みんな元気に過ごしております。住職と坊守は、たくさんできた時間で、但東町の実家の片づけをぼちぼち進めています。あまりのごみとほこりの多さに圧倒され「ここで新しいウイルスに感染しそうだ」とぼやきながら頑張りました。若院は、コロナの影響で仕事が忙しくなったようで、毎日遅くまでがんばっています。先日まで、娘の希里が家でオンライン研修をしておりましたが、四月末から始まる薬局でのお仕事のため大阪にお引越ししました。次男も家でオンライン授業です。ついでですが、犬や猫、烏骨鶏に金魚、みんな元気です(笑)

五月六月の行事は中止が決まりました。次に皆さんとお会いできるのは七月の永代経法要です。そのときは、本堂を今まで以上に精一杯お荘厳して、皆さんの声が本堂いっぱいに響くことを強く強く念じています。その日まで、皆さん元気で頑張りましょうね。 

 (文責 坊守)