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どすん 2024-09

八月十九日、五年ぶりに本堂での子ども研修会を開催することができました。とてもありがたいご縁をいただき、関わってくださったすべての方に深く感謝しています。コロナの不安は消えないし、連日の酷暑にどう対処したらいいだろう、前回から四年も経ち参加してくれる子どもがいるだろうか、企画の段階から不安材料満載でした(笑)その不安を振り払ったのは、役員さんの「やわらかい心」でした。従来の形にこだわらないで、不安を一つ一つ取り除く作戦です。暑いなら、涼しくなる夕方から始めよう。人気のそうめん流しが不安なら、同じく人気のバーベキューにしてみよう。参加の多少にとらわれず、ここからまた「スタート」と考えようーただ、そうは考えても、内容を大きく変更することには勇気がいります。プログラムをどうしよう、夜、火を使う時の子どもたちの安全は大丈夫かな、道具は揃うかなぁ、短い時間でお寺を身近に感じてもらうにはどうしたらいいだろう・・・試行錯誤が続きます。当日、参加者全員で楽しく出会いのゲームを終えた後、子どもたちは、本堂で住職・坊守と仏さまの学習をはじめ、サポートの大人は、厨房と境内で夜の準備に取り掛かります。太陽が西の空に沈む頃、しっかり学習した子どもたちが外に出ると、そこにはもうお腹を満たす準備が整えられています。みんなのお腹がいっぱいになった後は、花火をする人、見守る人と片づける人。最後の「ともしびのつどい」の時には、すべての作業を終え、全参加者が阿弥陀さまだけが照らされた本堂で、ろうそくの火で一つの輪になりました。子どもたちを支える役目の大人でしたが、大切な「仏さまの子」たちを育てさせていただきながら、自分たちが育てられた一日となりました

(文責 坊守)