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四月どすん

新しい年が始まりワクワクする気持ち、雪が少なく暖かい日が続きウキウキする気持ち、そんな気持ちを抱いた日々もあったのに、今は不安だらけの毎日です。ご門徒の皆さん、有縁の皆さんお変わりなくお過ごしですか。会員さんでいっぱいにして、作品展やアトラクションで楽しみ、ご飯を食べながらいっぱいおしゃべりをしたいと思っていた仏婦総会は中止せざる負えなくなり、豪華賞品をねらいつつ内心住職だけには負けたくないと闘志を燃やしているグランドゴルフ大会も開催を断念しました。今まで普通にできていたことができなくなると、ますますそれらがいとおしくなり、悲しく、つらい気持ちになってしまいます。しかし、嘆いたり不満を言ったりしている場合ではありません。今回ばかりは「私には関係ない」といっていられる人は誰一人いません。未来を描くなら、今この世に生きている人全員で立ち向かって、ウイルスという敵を倒さなければなりません。敵を倒すと言っても、私には薬を開発することはできないし、苦しんでいる人を助けることもできません。でも、自分がかからないように予防することだけはできます。その小さな力が集まってやがて大きな力となり、敵を倒せる日が来るはずです。その日まで、先は長そうですが、ちょっと頑張りましょう。制限を守ってもできることはまだまだたくさんあります。

 さて、ご報告です。皆さんにずっと応援していただいておりました長女希里と次男入海がそれぞれの大学を無事に卒業することができました。四月からは、それぞれ社会人、大学院生になります。この時期ですので、卒業式も入社式も入学式もなく、不安いっぱいの門出ではありますが、その代わりに得た「時間」で次のステップへの力をじんわりとためてほしいと思います。久しぶりの四人家族です。

(文責 坊守)