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どすん 2026-06

勝林寺の前の通りと裏の川に沿って走る細い通路は、出石高校に通う生徒さんの通学路です。朝、ちょうどごみを出すころ生徒さんに出会います。(かわいい制服になったな)(カバンにマスコットをたくさんつけるのが最近のはやりかな)「おはよう」と声をかけるとスマホから目を離し、「おはようございます」と丁寧に答えてくれますから、私のいい朝のスタートになります。お昼の時間に出会うと(あぁ試験が始まったんだな)とわかります。夕方の買い物帰りには、友達と楽しそうにおしゃべりしながら歩く生徒さんにすれ違うだけでもほっこりするのに、中には「こんにちは」と声をかけてくれる生徒さんがあり、私を喜ばせてくれます。しかし、そんな光景が、近年少し変わってきました。登校時、道路に列をなしていた高校生の姿が、今ではぱらりぱらり。下校時は、会わない日もあるほどです。生徒さんの数が減ったのです。以前は、五つあったクラス数が今では二つになりました。しかも、今年は定員をずいぶん割ってしまったそう。少子化とはいえ寂しい限りです。このままでは、出石から高校がなくなってしまう・・。そんな時、お知り合いが、出石の町の真ん中を通る八木通りで「高校生の居場所づくり」をするコンさんと出会わせてくださいました。自分の営むカフェを無料で高校生に開放し、学校でもない家庭でもない第三の居場所を提供し、先生でもない家族でもない人と出会い自分の可能性を広げてほしいという思いから。私には、そこまでの高い理想はないけれど、出石高校の魅力作りの一助になれればと、そこを利用する高校生を見守る(ただ居るだけ(笑))ボランティアに月に二、三回参加しています。高校生がおしゃべりしている同じ空間で、私は本を読んだり、ふきの皮むきをしたり。私にとっても、いい時間です。

(文責 坊守)