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どすん 2026-07

教員を退職してからすでに十七年余りが経過しますが、当時の職場のお友達と年に一回近況報告を兼ねて宴会を開いています。その中の「若いメンバー」と認識していた人たちが、ここ二、三年で次々と定年退職を迎えています。まだ隠居生活を送るには若いので、「辞めたら何する?」というセカンドキャリアが最近の話題の中心です。多くが教育関係に流れる中で、「辞めたら駄菓子屋さんがしてみたい」と描いていた夢を早々に叶えた人がいます。また、メンバーの友人の中には、子どもの頃の夢だった「バスの運転手さん」になった人がいます。今は、豊岡出石線でハンドルを握る姿をよく目にします。(いいなー)私は、先生になりたいのも夢でしたが、その前は「バスの車掌さん」になりたかったです。六十代以降の方には、記憶にあるかと思います。昔は、バスに乗ったら腰にバッグを下げた車掌さんと呼ばれる女の方が「どこまでですか」と席まで尋ねに来てくれて、切符と呼ばれる束の一枚に、乗った場所と行先と運賃のところにはさみのようなもので穴をあけて、お金と引き換えに渡してくれました。そして「次は〇〇です。お降りの方はお知らせください」とマイクで優しく車内に放送をします。この一連の動きが子供だった私には、とてもかっこよくて、何より車掌さんがとても楽しそうで(大きくなったら車掌さんになりたい!)と車掌さんごっこで腕を磨いていました。しかし、のちに車掌という仕事はワンマンカーの出現でなくなり、私の夢ははかなく消えました(笑)今、私は「お寺のおばちゃん」になりました。「大変ね」といわれることの方が多いですが、私が日々、かっこよく楽しそうに生きてたら、ひょっとして寺に来る子供たちの中に「大きくなったら、お寺のおばちゃんになりたい」って言う子が現れるかも(笑)です

(文責 坊守)