昨年四月に、勝林寺の本堂で結婚式を挙げさせていただいた次男に、先月第一子の女の子が生まれました。早速顔を見に行ってきましたが、予想以上に小さくて、手や足やほほにそっと触れることしかできませんでした(笑)もう二十日余りたちますが、昼間はよく寝るいい子だそうです。何もかもが初めてで、子どもの様子に一喜一憂、多少ぎこちないけれど懸命に子育てをする新米父さん母さんの様子がほほえましいです。親になった二人にとって、誰にも代わってもらえない一番の大仕事は、名前を決めることです。世の中のたいていの親がそうであるように、次男夫婦も、赤ちゃんの性別が分かったときから、本を買ったりネットで調べたり、友達のアドバイスを聞いたりして考えていました。でも、ちょっと煮詰まると「ピカチューにしようかなー」とか「母さんが決めてー」なんて言ったりして・・・それでも、生まれる一か月前には、ちゃんと二人の思いは一つになり、決めた名前は「穂波(ほなみ)」です。優しいひびきのいい名前を考えたなあと思います。「どうしてその名前にしたの?」と尋ねたら、「二人とも自然にあるものにしたかった」と言います。九月は、ちょうどお米が実る時期。一面に実った稲穂が風に揺れる様子を表した言葉が「穂波」。黄金色の田んぼ、あぜの彼岸花、田を渡る涼やかな風、土のにおいーそれらすべてが目に浮かぶような名前です。自然の恵みをいっぱい受けて、自然とともに健やかに育ってほしいと願います。送られてくる穂波ちゃんの日々変わるかわいい姿を毎日眺めてほっこりしている私に思いがけない大仕事が・・「命名書を書いて」―光栄な依頼ですが、責任重大!十年ぶりに筆を持ち、墨にまみれる悪戦苦闘の日々が始まりました。
(文責 坊守)
X
Facebook
LINE
WhatsApp
Pinterest