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どすん 2026-11

「・・この中で、高齢者の占める割合が最も多く・・」とアナウンサーが今日も繰り返します。(はいはい、私もその中の一人です。気をつけます。)と素直に受け入れられるようになってやっと一年くらいたちました(笑)近頃は心身の衰えも実感しています。そんな境地に入った私ですが、最近高齢者の方がよく口にされる「子どもに叱られる」「子どもに迷惑をかける」という言葉には、素直にうなずけません。子どもが小さい頃は、多くのことを教えるために、ときに親は子どもを叱っていました。子どもの成長とともに、それは自然に減っていきます。ところが、いつの頃からか立場が入れ替わり、子どもが親を叱るようになる。先日、用事で東京に行きました。六月から東京暮らしを始めた娘が、休みをとって一日観光に付き合ってくれました。電車の乗り方がわからない私たちに、丁寧に乗り方も教えてくれて、慣れない私たちを支えてくれました。彼女の支えがなければ、とても目的地にさえたどりつけませんでした。ただ、逆に私たちが支える場面もあったので、今はまだぎりぎり対等な立場かなぁと思います。ただ、これから先はどうだろうと考えたとき、私たちが支えられるだけの立場になっていくことは簡単に想像できます。体力はなくなり、病も得て、使いこなせない便利な道具があふれて、わからないことが増えていく高齢者なのですから。でも、だからと言って、「叱る」とはならないはず。今高齢者と言われる人たちは、便利な道具のない時代に、手間と時間をかけて勉強も手伝いも、子育ても仕事もしてきたし、自分なりの楽しみだって知っています。それにもうたくさんのことを教えてもらわなくても、生きていけるだけの経験も持っているのだから。

(文責 坊守)