三月どすん

読み上げ

 二月は、雪も降りましたが、まるで春を思わせるようなポカポカ良い天気の日がありました。朝、洗濯物を干したあと、暖かな陽気に誘われ庭に出て日向ぼっこをしました。太陽を浴びると「幸せホルモン」が出ると何かの本で読んだことがありますが、確かに暖かい日差しを浴びているとそれだけで幸せな気分になります。ほっこりしながら「私だけが浴びるのはもったいないな」と思い、さっき軒先に干した洗濯物をお日様のよく当たる庭の木の枝にかけました。陽を浴びる洗濯物を見ていたら、ひとり笑いがこみあげてきました。以前、このコーナーで、前住職の思い出を紹介した時に、「洗濯物を干してくれるのはいいけど、下着でも何でも人の往来のある川淵に干すのには閉口した」と愚痴りましたよね。いま私、同じことをしています(笑)「前住も洗濯物にいっぱいお日様を当てたかったんだろうな」と今ならわかります。それから前住は、毎朝四時に起きて、まず近くにある公園の落ち葉はきをして、帰ってきたら家じゅうのごみを集めるのが日課でした。でもドタドタ、バタンバタンーうるさかったなー。今、私と住職は、六時に起きて(もう少ししたら五時半)犬の散歩に出かけます。ガラガラガラ、玄関のセンサーがピロローンピロローン。二階で寝ている若院は何も言いませんが、うるさいかも。あらあらまた同じ。そういえば、前住は、今でいう「健康オタク」に近く、玄米ごはん、野菜ジュース、オリーブオイル、にんにくを毎日欠かしませんでした。私は、前住ほどではありませんが、雑穀ご飯、みそ汁、アマニ油、しょうがを欠かしません。ただそれだけ、ただそれだけのことですが、何だかおかしくて、日向ぼっこしながら、またひとり笑い。

(文責 坊守)

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